2009年8月6日木曜日

なつかしの日本食

8月6日

昼過ぎに日本大使館へ。

ケニアには3ヶ月以上滞在することになるので在留届を提出する。

届出の後、K戸先生と大使館で落ち合う。

神戸先生は山崎豊子作『沈まぬ太陽』の登場人物のモデルの1人としても知られる、ケニア滞在歴40年に近い獣医師さん。

先生の紹介で大使館の医務官の方、大使館職員のS尻さんと話しをする。

S尻さんの弟さんがナイロビ大学で医学生をしているという話を聞いていたので、お会いしたいとお願いしたところ、今晩一緒に食事をすることに。

大使館をあとにし、キムとナイロビ大学へ。

その前にナイロビで一番大きな教会に寄る。

数日前からヒラリー・クリントン米国国務長官がケニアに来ており、この日、午前中に大学で講演があった。

僕が大学に着いたときには講演は終わっており、椅子の片付けなどをしていた。

ちなみに講演があった講堂は、アイセックのオフィスから数十mくらいしか離れていないところ。

ミーティングの途中だったが、S尻さん兄弟と食事をするために、1人で集合場所へ向かう。

ナイロビに着いてから誰かしらと一緒に行動していたので、1人で移動するのは始めて。

かなり緊張する。

道に迷い、かなり遅刻しながらも何とか集合場所へたどり着く。

食事をしたのは「日本人倶楽部」という日本料理屋。

豚のしょうが焼き定食を頼んだのだが、ものすごくおいしかった。

S尻さんいわく「ケニアにいるからだよ」とのこと。

でも、ボリューム満点で、実際においしかったと思う。

この後半年、日本食には縁のない土地へ行くので、味わいながらいただく。

お店には日本の漫画などが置いてある。

そういえば、きのう、中国人の留学生に「名探偵コナン」ではよく「でも(but)」って言葉が出てくると言われました。

そうなのでしょうか?

下ネタから医学部の話まで、色々な話ができ面白かった。

S尻さん兄は高校・大学以外、弟さんはずっとケニアの学校に通っていたとのこと。

在外邦人という言葉に、以前何年間か中国で単身赴任していた父のことを思い出す。

食事の後はキムに近くのショッピングモールまで迎えに来てもらうことになっていたのだが、キムはなかなか現れず。

そこは金持ち向けのショッピングモールなので、比較的安全ではあるが、やはり心配になる。

結局かなり遅れてキム登場。

空を見上げると、晴天ではないながら満月がきれいに出ている。

ナイロビは赤道付近なので日本とは違う星空が広がっている。

これから半年の研修が無事に終わることを願う。