2009年8月2日日曜日

成田発ムンバイ着

8月2日

どたばたな準備を終え、いざ空港へ。

空港までは荷物持ちとして弟が付いてきてくれることに。というか無理やり連れて行く。

と、ここで早くもハプニング。

スーツケースの車輪が小さくデコボコ道だと進みが悪いので、スーツケースをキャリアーに載せて運んでいたのですが、その見るからに弱そうなキャリアーが乗り換えの途中に崩壊。

使えないことはなさそうなのですが、どうせケニアまではもたないと思い、弟に持ち帰ってもらうことに。

残念。

いつも五分前行動というものができない私ですが、空港には余裕を持って到着。

安心していたらここでもうひとハプニング。

機内預けの荷物が重量オーバーとのこと。

追加料金を払いたくないのなら、荷物の一部を家に送るか付き添いの者に持ち帰ってもらえとのこと。

仕方なく従うことに。

空港内で思いっきりスーツケースを開けることになるのですが、問題なのは後から詰めたパンツが落ちることではなく、何を持っていかないか決めること。お土産用&自分用の味噌などを諦めることに。が、恐らく1キロも減っていないだろう。

そこで思いついたのが、重い荷物を一度弟に預け、重量検査の後に弟から受け取り、機内持ち込みの荷物として持っていくということ。

バレることなく成功しました。

ごめんなさい。

ま、最近体重が減り、平均成人男性よりかなり軽いだろうからと、自分に言い訳。

ちなみに、今回はエア・インディア社の、ムンバイ経由の便を使いました。

時期的なものや行き先もインドであったため、日本人乗客のほとんどはバックパッカー。

後で気づいたのですが結構な数のツアー客がいるようでした。

インドまでバックパックを背負いながら、でもツアー旅行というのは楽しいのでしょうか。

でも、素敵な出合いはありそうですよね。日本人同士でですが。

アイセックから、M浦くんとT本さんがわざわざ空港まで見送りに来てくれました。

ありがとうございます。

そして、ナイロビで研修するT野くんと空港で出合う。

彼もアイセックを通しての研修で、同じエア・インディアを使うとのこと。

心強い旅の友に出会えました。

さて、前評判の芳しくないエア・インディア。

出発の遅延はなく、むしろ10分前に出発。

内装等についてですが、離陸前に機内のすべての蛍光灯がちかちかしており驚かされました。

音楽に合わせてイルミネーション風にちかちかしているものだと考えようとしたのですが、恐らくそうではなかったでしょう。

あと、肘掛が壊れていました。

そしてやたらと寒い。

旅の安全を祈るばかりです。

接客についてですが、態度が悪かったりはありませんでした。

ただ、機内放送の英語アナウンスが全然聞き取れず。

成田空港内に流れていた、日本人的アクセントの英語が早くも懐かしくなる。

離陸の瞬間を楽しみにしていたものの、あまりにも眠く、飛行機に乗った後すぐに寝てしまう。

ちなみに、私の乗る便は直接ムンバイに向かうのではなく、一度デリーに着陸してから向かう便でした。

このことは成田で初めて知ったことですが。

デリーではほとんどの人が降り、本当にムンバイまで行ってくれるのか心配になる。

どうしたらいいのか迷いながらも座席に座ったままでいると、乗客が機内に残っているにもかかわらず、掃除か始まる。

さらに心配になる。

そして掃除の雑さに驚かされる。

掃除機の掛け方も、毛布のたたみ方もかなり適当。

というか、洗わずに毛布を使いまわしていることに驚かされる。

掃除後には新たに若干の乗客が加わり同じ便でムンバイへと飛び立つ。

これで一安心。

と言いたいところだが、エアコンから白い霧が思いっきり吹き出している。

ちょっと怖い。

この霧はその後もずっと続いていました。

色々ありつつも、何とかムンバイ着。

ムンバイ発ナイロビ行きの便は翌日出発なので、ムンバイで一泊することに。

外に出るのもめんどくさいので、T野くんとトランジットエリアにあるSlumber Roomなるところで一泊することに。

夜は長かったので、T野くんといろんな話をする。

近くにいるスカーフを被っていた女性が、髪を束ねなおすためにスカーフをはずしている。

普段は見られないのであろう長い髪の毛に、後ろめたさとドキッとする感覚を覚える。

が、彼女がおばさんなのが残念なところ。

ムンバイでは国際ターミナルなだけあり、ぱっと見でも様々な文化を持った人がいるのがわかる。

インド系の人でも服装や肌の色が全く異なるのだが、それに加え中東系の人、スカーフを被ったインドネシア人と思しき人、欧米人、そして日本人の私達2人。

日本、特に高知という田舎にいると同じ顔をした人を見ることしかないので、世界がそれ以上の広がりを持っているなどと想像しにくいのだが、空港にいると肌の色が違い、異なる文化を背負う人がいるのだということを実感させられる。