2009年8月19日水曜日

カジャドゥへ

出発が1日延期になるというハプニングがあったものの、13日(木)に最初の研修地であるKajiado・カジァドゥへ移動。
ADEOのスタッフであるTom(トム)とKen(ケン、本当はケネディー)の3人で、Tomの運転する車で向かう。

ナイロビから離れるにつれ、人・建物・車が減っていくとともに、だんだんと緑が減っていく。
ナイロビ近郊は緑豊かな印象を受けるのだが、それがだんだんと潅木が点在するような土地に変わっていく。
砂漠の1歩手前、サバナ気候になるのだろうか。
そして大地の広さに圧倒される。

まっ平ではないので見ることはできないが、小高い丘を探してそこに行けば地平線が拝めるのだろうか。
日本では北海道の東部でしか見られない地平線も、このアフリカでは珍しいものではないのかも知れない。


と、大げさなことを書きましたが、ナイロビからものの2時間程度で到着。


役所に簡単に挨拶に行った後、これから3ヶ月滞在することになる住居へ向かう。
ADEOで手配してくれたもので、滞在費もADEO持ち。
決して悪い話ではないのだが、一つ残念なのがKenとそこで一緒に生活するということ。
どんなところなのかと期待と不安を胸に向かう。

向かった先は10世帯ほどの平屋の集合住宅のような建物の端っこ。
南京錠の鍵を開けてびっくり。
本当に何もない部屋。
そして狭い。

10フィート四方のコンクリートの部屋と、2畳もないようなキッチンスペース。
部屋にあるのはコンセントが一つと電灯用のソケットそのスイッチ(もちろん電球はついていない)、洗濯ひも、窓が一つくらい。
キッチンといってもコンロも水道も何もなく、ただ棚というか板が一つ。

萎える。激しく萎える。
1人だったらまだしも、男2人でこの狭い何もない空間でこれから数ヶ月暮らすのかと思うと、激しく萎える。

あらかじめKenとナイロビで買っておいた生活用品や食材を部屋に運び(ちなみに、日本よりも物価が安いので値段は気になりませんでしたが、ナイロビでは電球から包丁から鍋からと、本当に色々なものを買いました。)、さらに町の中で買い物をする(例えばマットレスとか。といっても2千円弱)。

こうしてケニアでの研修生活が始まる。


生活についてはこれからまた報告できたらと思います。