2009年8月13日木曜日

ケニアであの監督のノックを受ける!

去る日曜日、大使館の職員の方のお誘いでソフトボール大会に出てきました。

ケニアチーム対日本チームというものだったのですが、それぞれのチームの構成メンバーとしては、ケニアチームは学校の体育教育の関係者(多分)、日本チームは主にJICAや大使館の職員というものでした。

野球やソフトボールの認知度が日本に比べてきわめて低いケニアですが、日本からちょうどソフトボールの指導者が来ており、ケニア人向けにソフトボールの指導があり、今回の大会が開催されるという運びのようでした(多分)。
そもそもなぜ日本からそのような指導者が派遣されたかというと、ご存知のようにオリンピックの正式種目からソフトボールがはずされ、それに対して正式種目への復帰を訴える運動の一環として、日本からケニアを始めとする国に指導者を短期で派遣しているのだそうです(多分)。
女子ソフトボールなどは日本のお家芸で、北京オリンピックでも金メダルの大活躍でしたもんね。

そして、そんな日本からの指導者陣の1人が、あの女子ソフトボールの宇津木監督でした。
そう、日本から遠く離れたケニアで、あの宇津木監督にお会いしたのです。


相変わらず時間にルーズなキムが会場まで連れて行ってくれたので、私が到着したときには準備体操がもう終わったところ。
挨拶もできないまま途中から合流。
そして試合前の準備運動としてノックがあったのですが、ここでノックをしてくださったのが、なんと宇津木監督でした。
運動神経が悪く球技が不得意なので、ただでさえノックは緊張するのに、相手はなんと宇津木監督。
かなり緊張しました。
でも、打っていただいたノックはすべて何とかグローブに収めることができました。


試合自体は14対12でケニアチームの勝利。
昔は皆野球少年だったと思われる日本人のチームが有利かと思われましたが、監督の指導を受け(といっても一日だけらしいですが)、もともとのセンスで勝るケニア人チームが最終回に逆転を果たしました。
ちなみに私はただひたすら日本人チームの足を引っ張っただけでした。
ボールを取り損ねて、思いっきり顔面にぶつけたりとか(笑)。
今は顔にアザができてます(笑)。


自分の運動神経のなさを痛感させられ、英語に次いでここでもへこまされたりもしましたが、久しぶりに体を動かすことができ、また日本ではないような出合いがあり、かなりいい経験になりました。


そういえば、アフリカの他の国にも指導に行ったという監督が、他の国と比べてもケニア人はとても行儀いいと言っていました。
確かに一列に並べと言われたら、すぐに彼らは並んでいました。
日本の高校生よりも行儀がよさそうでした。
試合後の監督からのアドバイスにも熱心に耳を傾け、積極的に質問するなど、ケニア人のまじめな部分を見ることができたのかな、なんて思ったりしました。